脳卒中とは

突然生じた脳の血管の血流障害によって、急に手足がしびれたり動かなくなったり、言葉が話せなくなったり、あるいは意識がなくなったりする発作を”脳卒中”と言います。

突然生じた脳の血管の血流障害によって、急に手足がしびれたり動かなくなったり、言葉が話せなくなったり、あるいは意識がなくなったりする発作を”脳卒中”と言います。

脳卒中は、脳の血管が詰まる“脳梗塞”、脳の細い血管が裂けて脳の組織の中に血腫(出血の固まり)をつくる“脳出血”、さらに脳の太い血管にできた脳動脈瘤が裂けて脳の表面に出血する“くも膜下出血”に分類できます。

その原因は年齢や性別によってさまざまですが、多くは動脈硬化による血管の破綻や閉塞によるものであり、脳血管の異常や奇形によるものもあります。症状も突然発症して障害が完成されてしまう場合、軽い症状から徐々に進行してしだいに重症になる場合、また軽い一過性の症状(前触れ)を繰り返した後に大きな発作を起こすこともあります。

 但し、“脳血管障害”という場合は、突然生じる発作を伴わない場合(無症候性脳血管障害)も含んでいるので、厳密には脳卒中と脳血管障害はイコールではありません。脳卒中は、突然生じる卒中発作を伴う脳血管障害ということになります。