摂る量が大切!栄養情報

栄養素の摂取量とその効果には特徴があります。

サプリメントや医薬品の分野で活用される、摂取した成分と反応する様子をグラフで示した[摂取量 ドーズ]と[効果 レスポンス]の反応曲線があります。

栄養素の[摂取量]は、ある一定量の“しきい値”までの成分濃度に到達しないと効果はゼロに等しく、[摂取量]が“至適量”に達すると著しく効果を発揮します。

その効果がでる“至適量”には、100~1000倍も個人差があると言われています。

現代人は炭水化物(糖質)や脂肪の摂取が多く、また食材そのものの栄養の低下からビタミン・ミネラル不足やタンパク質(アミノ酸)のアンバランスが目立ち、多くの方に「貧血」や「適切なバランスを欠いた低栄養」の状態が見られます。

糖質や脂肪エネルギーの余剰は内臓脂肪に変わり、ビタミンB群はその代謝に大量に消費されて不足に陥ります。

たとえば、ビタミンB群のひとつの摂取目安として、ビタミンB2は数時間で尿を黄色くして排出されるため、常に「尿が青みがかった黄色」になる程度に小まめに摂取しておけば、体に飽和していて不足がない状態と言われています。不足している人では一日50~100㎎摂っても尿が白や透明なままの方もいます。それだけの量のビタミンB2を毎日の食事で摂るには、豚レバーを毎日1.5~3kg近く食べなくてはならず現実的ではありません。そこで、サプリメントなどを用いて効率よく補うことがすすめられています。